転職エージェントの電話がしつこい時の対処法|例文付き

「転職エージェントの電話、正直しつこいと感じている」——そう感じたことはありませんか。エージェント各社を比較し、自身もJACリクルートメントを利用して複数社から内定を得た運営者ittiが、電話が多くなる理由と連絡頻度の調整法をわかりやすく解説します。

この記事でわかること。

  • 電話が集中しやすいタイミングと、担当者側の事情
  • 使い続けながら連絡頻度だけを調整する具体的な伝え方
  • メール・電話それぞれでそのまま使える例文

「完全に断りたい」わけではなく、量だけ調整したい——そんな中間ニーズに特化してお伝えします。


連絡頻度を調整する4ステップ1事情を理解するなぜ電話が多いかを先に知る2希望を伝える手段・曜日・時間帯を明確に3改善しなければ担当変更を申し出る4それでも合わなければ利用停止・断りを検討

「電話を完全に断つ」のではなく、まずは①事情を知り②希望を伝えるところから始めるのがポイントです。それでも改善しない場合に③④へ進みます。

なぜ転職エージェントの電話は多いのか?

転職エージェントは、求職者が紹介先企業に入社して初めて企業から報酬が発生する成功報酬型のビジネスモデルです。内定・入社が確定するまで接点を絶やしたくない、という構造的な事情があります。担当者個人の性格の問題ではなく、業界の仕組みそのものが背景にあると理解しておくと、伝え方への心理的なハードルも下がります。

元人材紹介会社担当者の証言によると、登録直後に電話が集中しやすいのは「競合エージェントに先を越されたくない」「初回面談は電話でのアポ確定が必須」という営業構造が理由とのことです。またキャリアコンサルタントの解説では、電話頻度が上がる要因として次の3つが挙げられています。

  • 面接辞退を防ぎたい
  • 他社経由での決定(他のエージェント経由で決まってしまうこと)を避けたい
  • 求職者の転職意欲の温度感を確認したい

特に紹介できる求人が少ない状況だと、定期的な電話での接触が増えやすい傾向があるようです。

担当者側の事情|提案スピードとKPI

担当者にも社内の目標数値があり、早く求人を提案し、早く反応を得ることが評価につながりやすい環境にあります。メールより電話の方が即答を得やすいため、優先されがちなのです。

覚えておきたいデータ

20〜50代の転職エージェント利用者100名を対象にした調査では、「転職エージェント選びに失敗した」と感じた理由として連絡が多く、やり取りが面倒だった(25%) が挙げられています。4人に1人が連絡過多を課題に感じている計算です(出典:株式会社スタジオテイル自社調査、2023年)。

電話が多くなりやすい3つのタイミング

電話が集中しやすいのは、主に次のようなタイミングです。

  • 登録直後(初回面談のアポ確定のため)
  • 求人紹介のとき(早く反応がほしいため)
  • 面接・選考日程の調整時(企業側の返答期限が絡むため)
さくら
さくら
登録した初日に3回も電話がきて、正直びっくりしました…。何かトラブルかと思って焦っちゃって。
itti
itti
分かります、その気持ち。登録直後は「早く面談を確定させたい」という営業構造上、電話が集中しやすい時期なんです。実はこの時期を過ぎると落ち着くケースが多いので、まずは様子を見てもいいと思いますよ。
さくら
さくら
なるほど、担当者さんが悪いわけじゃなくて、仕組み上そうなりやすいってことなんですね。
itti
itti
そのとおりです。だからこそ「合わない」と決めつける前に、希望をきちんと伝えることが最初の一手になります。
💡 ポイント 電話が多いのは担当者の資質ではなく成功報酬型ビジネスの構造的な事情。まずは希望を伝えることから始めよう

連絡頻度を自分で調整する3つの方法

「完全に断りたい」わけではなく、頻度だけを調整したい場合は、サービスの機能に頼るより自分から明確に希望を伝える方が結局は近道です。dodaのようにメール配信のオン・オフを設定できるサービスはありますが、電話連絡そのものの頻度を細かく指定する専用機能を持つサービスは基本的にありません。担当者に直接伝える運用に落ち着くのが実情です。

希望の連絡手段を最初に伝える

電話からメールやLINEなど、希望する連絡手段への切り替えは早めに伝えるのが効果的です。Yahoo!知恵袋に寄せられた相談でも、「メール中心にできないか」と尋ねたところ複数のエージェントが対応してくれた、という声が見られます。LINEでのやり取りを希望した場合も対応してもらえたという回答もありました。

連絡可能な曜日・時間帯を明確にする

在職中で日中に電話を取りづらい方は、あらかじめ折り返し可能な時間帯を伝えておくと安心です。「お昼休憩の12時台か、勤務終了後の17時以降なら対応できます」というように具体的に伝えれば、担当者側もその時間帯に合わせて連絡してくれます。なお担当者の稼働は平日日中が基本なので、土日を希望しても対応してもらえないことが多い点は留意しておきましょう。

伝える内容の例

  • 連絡可能な時間帯(例:12:00〜13:00、17:00以降)
  • 希望する連絡手段(例:メール優先、緊急時のみ電話可)
  • 折り返しにかかる目安時間(例:当日中に折り返します)
さくら
さくら
在職中だと、勤務中にスマホが鳴るだけで焦っちゃうんですよね…。出られないと失礼かなとも思うし。
itti
itti
私も在職中に活動していたので、その感覚はよく分かります。私の場合は面談や面接の日程調整はすべてエージェント経由で、有給を数回使う程度で進められました。折り返し可能な時間帯を先に伝えておけば、担当者側もそこに合わせてくれるので無理に出る必要はないですよ。
さくら
さくら
先に伝えておけばいいんですね。ちょっと気が楽になりました。

「ペースを落としてほしい」と伝えるタイミングの見極め方

求人提案のペース自体を落としてほしい場合は、選考が一段落したタイミングや、応募中の求人の結果待ちのタイミングで伝えるのが角が立ちにくいでしょう。急に「もう連絡しないで」と伝えるのではなく、「今は結果を待っているので、新しい提案は落ち着いてからで大丈夫です」といった形で、活動を続ける意思があることを添えるのがポイントです。

💡 ポイント サービスの機能より、連絡手段・時間帯・ペースを自分から具体的に伝えるのが結局いちばんの近道

連絡頻度を減らしてほしい時の例文集

ここからは、実際に使える例文を紹介します。丁寧に、かつ角が立たない伝え方を意識しました。

メールで伝える場合の例文

メールで伝える場合は、感謝の言葉を添えたうえで、具体的な希望を簡潔に伝えるのがコツです。

メール例文|連絡頻度を調整してほしい場合

件名:ご連絡頻度についてのお願い

〇〇様

いつもご丁寧にご対応いただきありがとうございます。

大変恐縮ですが、現在在職中で日中の対応が難しいため、今後のご連絡はメールを中心にしていただけますと幸いです。お電話をいただく際は、17時以降にご連絡いただけますと確実に対応できます。

引き続き転職活動は進めたいと考えておりますので、求人のご提案は今までどおりお願いいたします。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

このように「活動は続けたい」という意思を明記しておくと、担当者側も安心して連絡頻度を調整しやすくなります。転職エージェントへのメールの書き方は、転職エージェントへのメール例文集|全シーン対応でも初回面談前から日程調整まで幅広く紹介しているので、あわせて参考にしてください。

電話口でその場で伝える場合の言い方

電話がかかってきたその場で伝えたい場合は、次のような言い回しが使いやすいでしょう。

電話での言い方の例

「ご連絡ありがとうございます。実は日中は電話に出づらいことが多いので、緊急のご連絡以外はメールでいただけると助かります。求人のご提案自体はこれまでどおりお願いします」

Yahoo!知恵袋に寄せられた相談への回答でも、キャリアコンサルタントが「面接前後だけ電話希望で、普段はメッセージ中心だと助かります、と伝えて大丈夫です」とアドバイスしていました。実際にそう伝えて問題になったという声は見当たりません。

さくら
さくら
電話でその場で言うのって、なんだか気まずくないですか…?
itti
itti
最初はそう感じますよね。でも「今後も一緒に活動を進めたい」という前向きな言葉とセットで伝えれば、角は立ちにくいものです。担当者側からしても、はっきり希望を伝えてもらえた方がやりとりしやすいんですよ。
伝え方のNGとOKNG・もう連絡しないでください・とにかく電話が多くて迷惑・活動を続ける意思を伝えない・希望の時間帯を伝えないOK・メール中心にしてほしい・17時以降なら対応できる・活動は続けたいと明記する・感謝の言葉を添える

否定形で伝えるより、具体的な代案とセットで伝えるほうが、担当者にとっても対応しやすくなります。

💡 ポイント 「もう連絡しないで」ではなく、代案(手段・時間帯)と活動継続の意思をセットで伝える

伝えても改善しない場合の対処法

希望を伝えても電話のペースが変わらない場合、次の一手として2つの選択肢があります。

担当者を変更してもらう

一度伝えても改善しない場合は、担当変更を申し出るのも一つの手です。担当者との相性が合わないと感じたまま無理に続ける必要はありません。転職エージェント各社は担当変更の申し出に対応する窓口を用意しているケースが多く、変更したことで状況が改善したという声も多く見られます。具体的な申し出方や注意点は、転職エージェントがひどいと感じたら?担当者を変更する方法と対処法まとめで詳しく解説しています。

対処後の実感データ

連絡頻度の悩みなどエージェント選びに失敗したと感じた人のうち、対策後に「状況が改善した」と回答した人は84% にのぼります(出典:株式会社スタジオテイル自社調査、2023年)。もちろん人によりますが、相性が合わなくても対処すれば大半は改善する、という結果です。

複数登録している場合は連絡が集中しているエージェントを絞る

複数のエージェントに登録していると、連絡が重なって対応しきれなくなることがあります。その場合は、いちばん頻度が高い1〜2社に絞って一時的に活動を集中させるのも有効です。

さくら
さくら
3社に登録しているんですが、同じ週に別々のエージェントから電話が重なって、正直パンクしそうです…。
itti
itti
それはつらいですね。全部を同じペースで進めようとせず、いちばん求人の質が合っている1〜2社に一旦絞るのも手ですよ。他社には「少し活動を絞っています」と一言伝えておけば角も立ちません。
💡 ポイント 希望を伝えても改善しなければ担当変更、複数登録なら絞り込みで対応できる

連絡を完全に断ちたい場合との違いは?

「もう連絡自体を絶ちたい」と感じている方もいますよね。ここまで紹介したのは、あくまで「使い続けながら頻度だけを調整する」方法です。一方で、そもそもエージェントの利用自体をやめたい、退会したいという場合は、対処の仕方が異なります。

迷ったらここで判断

  • 転職活動は続けたいが連絡量だけ変えたい → 本記事の頻度調整
  • 活動自体をやめたい・退会したい → 断る方法
  • そもそもエージェントが合わないと感じる → 使わない方がいい人の特徴
頻度調整と利用停止は別問題頻度調整(本記事)・活動は続けたい・量やタイミングだけ変えたい・担当者との関係は維持利用停止・お断り・活動自体を止めたい・登録を退会したい・関係を終了させたい

頻度調整と利用停止・断りは別問題

競合記事の多くは「使わない方がいい人」「断る方法」といった、活動をやめる前提の内容に偏りがちです。しかし本記事で扱っているのは、活動は続けながら連絡量だけを調整したいという中間ニーズです。

💡 ポイント 活動を続けたいなら頻度調整、活動自体をやめたいなら利用停止・お断り。目的に合わせて対処法を選ぼう

まとめ|頻度調整は「伝え方」で変わる

転職エージェントの電話が多いのは、成功報酬型ビジネスという構造的な事情が背景にあります。担当者の資質の問題ではないと分かれば、希望を伝えるハードルも下がるはずです。

まとめ

  • 電話が多い理由と、連絡手段・時間帯・ペースを具体的に伝える方法を紹介しました
  • まずはメールか電話で、今回の例文を参考に希望を伝えてみてください
  • それでも改善しなければ担当変更や絞り込みも選べます。無理せず自分のペースで進めていきましょう

「連絡が多くて疲れた」と感じるのは、決して珍しいことではありません。もちろん人によりますが、多くの場合は希望を伝えるだけで状況は変わります。焦らず、自分に合ったペースを見つけてください。