「内定をもらったけど辞退したい。エージェントに任せていいの?自分でも連絡すべき?」
エージェント利用経験のある当サイト運営者ittiが、内定辞退の伝え方をわかりやすく解説します。
この記事で解決できる悩みは次の3点です。
- エージェント経由の辞退手順と、自分で連絡が必要なケース
- 直接応募の場合に電話・メールどちらが正しいマナーか
- 辞退理由は正直に言っていい?上手い言い換えフレーズ
電話・メール・エージェント向けの例文を揃えたので、今日中に連絡を済ませましょう。
エージェント経由と直接応募では、辞退の窓口がまったく異なります。まずこの全体像を把握してから各セクションに進んでください。
内定辞退の連絡、いつまでが限界か
辞退連絡のタイミングで迷う方は多いですよね。結論から言うと、早ければ早いほど相手への配慮につながります。
採用内定は「始期付き・解約権留保付きの労働契約」として扱われます(出典:厚生労働省「確かめよう労働条件」)。内定者側からの辞退は原則合法で、民法627条に基づき申し入れから2週間で契約が終了します。
内定承諾書を出した後でも辞退できる?
「承諾書を出してしまった……もう後戻りできない?」と不安な方、安心してください。
内定承諾書は法的拘束力を持ちません。あくまで誠意の表明です。入社2週間前までであれば法的に辞退が可能です(出典:厚生労働省「確かめよう労働条件」)。
損害賠償リスクは「著しく信義則に反する場合のみ」に限られます。入社前日の辞退でも損害賠償が認められなかった裁判例があります(出典:厚生労働省「確かめよう労働条件」)。
とはいえ企業は採用計画を立てています。法的にOKでも、マナーとして早めに連絡するのが大切です。
辞退連絡が早いほどいい理由
早期連絡が双方にとって大切な理由
- 企業側:採用枠を別の候補者で補充できる
- エージェント側:スケジュール調整がしやすい
- 自分側:罪悪感を引きずらずに新しい職場に集中できる
中途採用の内定辞退率は約9〜10% (2024年実績、マイナビ「中途採用状況調査2025年版」)で、企業の約35%が「辞退が増えた」と感じています(同調査)。辞退は珍しいことではなく、企業も一定数を想定しています。丁寧に連絡すれば関係が壊れることはほとんどありません。
①エージェント経由の場合の辞退手順【例文付き】
「エージェントに任せっきりでいいの?」——実はここが重要なポイントです。
エージェントを通して辞退するのが基本
エージェントへの電話が最初のステップです。その後はエージェントが企業へ連絡します。求職者が直接企業に連絡してしまうと、エージェントとのトラブルになる場合があります(出典:マイナビエージェント公式Q&A)。
エージェント経由の辞退フロー
- 辞退を決めたらすぐ担当エージェントへ電話(営業時間内)
- 辞退の意向・理由を伝える(本音でOK)
- エージェントが企業へ代わりに連絡
- エージェントから完了報告を受けて終了
自分でも直接連絡すべきケース
次に当てはまる場合は、エージェントに事前に伝えた上で自分でも一言添えると丁寧です(出典:シンシアード)。
- 企業がオファー面談・工場見学など特別な対応をしてくれた
- エージェントとの連絡が取れない・対応が遅れている緊急時
- 直接お詫びを伝えたい気持ちが強い場合
エージェントへの電話例文
「お世話になっております。〇〇と申します。ご紹介いただいた〇〇社の内定につきまして、誠に恐れ入りますが辞退させていただきたいと思い、ご連絡しました。他社への入社を決めました。これまでご対応いただきありがとうございました。」
エージェントに引き止められたときの対処法
「エージェントに辞退を伝えたら1時間以上電話で説得された」——こういった体験談はよく見かけます。なぜこうなるのでしょうか。
転職エージェントの担当者には月次の営業ノルマ があります(出典:cpark.jp)。求職者が入社して初めてエージェントへの成果報酬が発生する仕組みのため、辞退はノルマ未達を意味します。感情的な引き止めにはビジネス上の背景があると理解しておきましょう。
対処法はシンプルです。「意思は固い。すでに決断しています」と明確に伝えること。それでも続くようなら担当者の上司や会社窓口への相談が有効です。
②直接応募の場合の内定辞退マナー【電話・メール例文】
電話かメールか迷いますよね。結論から言うと、電話が基本です。
電話が基本、メールは補助として使う
電話を選ぶ理由は「声で誠意が伝わる」「確実に届く」の2点です。メールだけで完結させるのは原則避けた方が無難です。
ただし次のケースではメールが有効です。
- 営業時間外(夜間・休日)に急いで意思を伝えたい場合
- 電話で言えなかった内容を補足する場合
電話後にお礼メールをセットで送ると、より丁寧な印象を残せます。
電話での辞退フレーズ(例文)
「お世話になっております。先日内定をいただきました〇〇と申します。採用担当の〇〇様はいらっしゃいますか?
(担当者に繋がったら)
このたびは内定をいただきありがとうございました。大変恐れ入りますが、一身上の都合により辞退させていただきたいと考えております。ご対応いただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり誠に申し訳ございません。」
メール例文テンプレート
内定辞退メール(直接応募)テンプレート
件名:内定辞退のご連絡/〇〇(氏名)
〇〇株式会社 採用担当 〇〇様
お世話になっております。先日、内定のご連絡をいただきました〇〇と申します。
この度は内定をいただきましたこと、誠にありがとうございます。大変恐れ入りますが、一身上の都合により内定を辞退させていただきたく、ご連絡申し上げます。
採用のために多大なお時間とご尽力をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり深くお詫び申し上げます。
末筆ながら、貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
〇〇(氏名)/〇〇(連絡先)
辞退理由の伝え方と使えるフレーズ集
「本当の理由を正直に言わないとダメ?」——よくある悩みですよね。
辞退理由でNGになるのは「相手を傷つける表現」です。上の図を参考に、前向きな言い換えを意識してください。
「一身上の都合」で十分
「一身上の都合により」という表現で問題ありません(出典:LHH転職エージェント)。理由の詳細説明は義務ではなく、詳しく話すほど説得材料にされるリスクが上がります。
他社に決まったと言っていいか
「他社に決まった」という事実を伝えること自体は問題ありません。ただし比較表現は避けましょう。
- 「他社の方が給与が高かったため」→ 避ける
- 「自分のキャリアプランにより合致した機会があったため」→ OK
嘘をつく必要はありません。「相手を尊重した表現への変換」が大切です(出典:LHH転職エージェント)。
そのまま使えるフレーズ集
辞退理由フレーズ集(コピペOK)
- 「一身上の都合により、辞退させていただきます」
- 「自分のキャリアプランを改めて検討した結果、辞退を決断いたしました」
- 「家庭の事情により、方針が変わりました」
- 「より自分の経験を活かせる機会があり、そちらに進むことにしました」
内定辞退後にやってはいけないNG行動
「連絡しにくいな……」という気持ち、よくわかります。でもその迷いが長引くほど相手への迷惑が大きくなります。
無断キャンセル・音信不通は絶対NG
「ブラックリストは公式には存在しない」という情報は事実ですが(出典:らくしゅ)、無断キャンセルには実質的な影響があります。
- 当該企業への再応募が不可になる可能性
- グループ企業への情報共有リスク
- エージェントからの求人紹介が止まるリスク
少し気まずくても、必ず連絡を入れてください。
辞退後に撤回(内定復活)できるか
辞退後に気が変わるケースも稀にあります。法的には撤回の可能性はありますが、企業が採用枠を埋めていたり、感情的にNG判断されることもあります。撤回を希望するなら、できるだけ早くエージェントか企業に連絡し、相手の判断を尊重することが大切です。
itti実体験:複数内定の中で辞退を経験した話
私がJACリクルートメントを活用して転職活動をしたとき、複数社から内定をいただける状況になりました。
最終的に1社を選んだ後、残りの企業への辞退連絡が必要になりました。JACの担当者には「他社への入社を決めました。辞退連絡をお願いできますか」とシンプルに伝えました。担当者は特に引き止めることなく、迅速に対応してくれました。
1社だけ、個別面談や会社見学のアレンジをしてくれた企業がありました。エージェント経由の連絡に加えて、自分でも採用担当者に直接電話でお礼を伝えました。義務ではありませんが、気持ちの区切りとしても良い経験でした。
「辞退の言い方をどうしよう」と頭を悩ませる時間より、「早く連絡する」ことに集中した方が双方にとって楽です。迷っている間も相手は待っています。
まとめ:内定辞退で押さえる3つのポイント
内定辞退マナーの振り返り
- エージェント経由:まずエージェントへ電話。企業への直接連絡は原則不要
- 直接応募:採用担当者へ直接電話が基本。補足としてメールを活用
- 辞退理由:「一身上の都合」でOK。詳細説明は不要
- タイミング:承諾書後でも入社2週間前まで法的に辞退可能。早いほど丁寧
- 音信不通だけは絶対に避けること
辞退連絡は少し気まずいですが、早めに一言伝えるだけで双方すっきりと進めます。次の転職活動に向けて前向きに動いていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。転職活動を丁寧に進めてきたあなたなら、きっと納得のいくキャリアを築けます。
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