在職中に転職活動はできる?エージェントで無理なく進める方法【2026年】

在職中の転職活動は、転職エージェントを活用すれば仕事と並行しながら無理なく進められます。「転職したいけど時間がない」「会社にバレたら怖い」という不安を抱えたまま、何カ月も動けずにいる人は少なくありません。

実は、在職中に転職活動をするのは珍しいことではありません。マイナビキャリアリサーチLabの調査(2026年版)によると、2025年の正社員転職率は7.6%と前年比プラス0.4ポイントで増加傾向にあります。特に30〜50代の転職活動実施率は2021年以降、右肩上がりで上昇しています。

そして多くの転職成功者が口をそろえるのが「エージェントを使ったから忙しくても動けた」という言葉です。

この記事では、在職中でも無理なく転職活動を進めるための方法を、具体的なスケジュール・バレ対策・エージェント選びまで徹底解説します。


在職中の転職活動は可能?まず知っておくべき基本

在職中と離職後、どちらが有利?

結論から言うと、一般的には在職中に転職活動をする方が有利とされています。その理由は大きく3つあります。

項目 在職中 離職後
時間的余裕 限られる 十分にある
精神的余裕 安定している 焦りが出やすい
年収交渉 有利(現年収が交渉ベース) やや不利な場合も
内定率 比較的高い(空白期間なし) 長引くと説明が必要
平均活動期間 3〜6カ月 1〜3カ月

「在職中の転職が有利」と言われる主な理由は以下の通りです。

  • 精神的に余裕がある: 今すぐ収入を失う心配がないため、焦って妥協した職場を選ばずに済む
  • 年収交渉で強い立場に立てる: 現職の給与が交渉のベースラインになるため、企業側も相場感を持って提示してくれる
  • 書類上の空白期間がない: 「なぜ離職後に活動しているのか」という説明が不要で、面接での印象が安定する

在職中の活動は確かに時間が限られますが、そこを補うのが「転職エージェントの活用」です。次章で詳しく解説します。


会社にバレるリスクと対策

在職中の転職活動で多くの人が心配するのが「会社にバレること」です。実際、バレてしまうケースには一定のパターンがあります。

バレる主な原因

  1. 面接のために不自然な休みや遅刻が増える
  2. 普段と違うスーツや服装で出勤する
  3. 仕事のパフォーマンスが明らかに落ちる
  4. 社用PCやスマホでエージェントとやり取りしてしまう
  5. SNSで「新しいことに挑戦したい」などの匂わせ投稿をする
  6. 社内の同僚に相談してしまう

逆に言えば、これらを避けるだけでバレるリスクは大幅に下がります。最大のポイントは「個人デバイスを使い、面接は業務時間外に設定する」——この2点に集約されます。


転職エージェントを使うメリット

在職中の転職活動において、エージェントを使うかどうかで「活動の質」と「負担」は大きく変わります。

仕事と並行しやすい理由(代行・調整サポート)

転職活動には意外と多くの手続きが伴います。求人検索・書類作成・応募・面接日程の調整・条件交渉……これらをすべて一人でこなすのは、フルタイムで働きながらでは相当な負荷です。

エージェントを使うと、以下の作業を代行・サポートしてもらえます。

  • 書類添削: 職務経歴書・履歴書をプロの目線でブラッシュアップ
  • 面接日程の代行調整: 複数社との日程を一括管理してくれる
  • 面接対策: 模擬面接・よく聞かれる質問の対策
  • 条件交渉の代行: 希望年収・入社日などをエージェントが交渉
  • 退職交渉のアドバイス: 円満退職のための段取りを相談できる

「エージェントが面接日程を全部調整してくれたので、仕事しながらでも複数社を並行して受けられました。自分一人でやっていたら絶対に無理でした」

こうした「時間と手間を代替してくれる」点こそ、在職中の転職においてエージェントが最大の武器になる理由です。


非公開求人にアクセスできる

あまり知られていませんが、転職市場には「非公開求人」が大量に存在します。転職エージェントを経由しなければ見られない求人で、業界全体の求人数のうち約8割が非公開とも言われています。

なぜ非公開にするのか?理由は主に以下の通りです。

  • 現在の採用担当者への影響を避けたい(役職採用など)
  • 競合他社に採用情報を知られたくない
  • 急いで採用したいが、公開応募だと応募数が多すぎる

こうした求人は、自分でIndeedや転職サイトを検索しても出てきません。エージェントに登録した瞬間から、それらへのアクセス権が開きます。


面接日程の調整・退職交渉まで任せられる

在職中に転職活動をする上で大きな悩みの一つが「面接日程をどうするか」です。

  • 「平日の昼間しか面接できないと言われたら?」
  • 「複数の企業の選考が重なったら?」

エージェントを利用することで、これらの調整を代行してもらえます。多くのエージェントは企業側と交渉し、夕方以降・土日・オンライン面接での対応を引き出してくれます。

また、内定が出た後の退職交渉についても、進め方のアドバイスを受けられます。「引き止めにあったらどう断るか」「有給消化と退職日の調整の仕方」など、個人では対応しにくい場面も安心して乗り越えられます。


在職中でも無理なく進めるスケジュール術

平日夜・土日を活用した活動パターン

在職中の転職活動は、1週間のうち使える時間が限られます。「時間がない」と感じる人も、実際に整理してみると週5〜8時間は確保できることが多いです。

1週間のモデルスケジュール

曜日 活動内容 目安時間
月・水(夜) 求人チェック・書類作成 各1時間
木(夜) エージェントとのメール確認・返信 1時間
書類作成・面接対策・エージェント面談 2〜3時間
模擬面接・応募・次週の準備 2時間

ポイントは「転職活動の時間をあらかじめカレンダーに入れてしまう」こと。予定として固定しないと、仕事の疲れや「また明日でいいか」という気持ちに負けてしまいます。


転職活動にかかる平均期間の目安

厚生労働省の調査によると、転職者全体の62.8%が6カ月未満で転職を完了しています。一般的な目安は1〜3カ月ですが、在職中の場合は業務との並行で少し長くなりやすく、3〜6カ月を見込んでおくのが現実的です。

転職活動のフェーズ別期間目安

フェーズ 内容 目安期間
準備期 エージェント登録・自己分析・書類作成 2〜3週間
応募期 書類選考・面接 1〜2カ月
内定〜退職交渉 条件確認・退職手続き 1〜2カ月

早く動くほど選択肢は広がります。「まだ転職するか決めていない」という段階でも、エージェントへの登録・情報収集だけなら今すぐ始められます。


有給休暇の賢い使い方

面接の多くは平日に設定されます。最終面接や複数社の選考が重なった時期には、有給休暇の活用が非常に効果的です。

有給活用のコツ

  • 1日まとめて取るより半日・時間単位で: 「午後から半休」で面接1〜2社をこなせる
  • 月に1〜2日を「転職活動日」として設定: 急ぎの用事として使えるようにしておく
  • 最終面接・入社前手続きに集中させる: 書類選考段階では有給を使わず、重要フェーズに温存

ただし、有給を頻繁に使うと「何かあったのか」と気づかれるリスクもあります。エージェントに「オンライン面接・夜間面接対応の企業に絞ってほしい」と伝えるのも有効な方法です。


在職中におすすめの転職エージェント比較

在職中の転職活動では、「夜間・土日対応」「オンライン面談可」「担当者の質」が特に重要な選定ポイントです。

エージェント 求人数 在職中のサポート 満足度 おすすめの人
リクルートエージェント 公開73万件+非公開21万件(最大級) 夜間・土日対応 オリコン4位 幅広く求人を見たい人
doda 公開・非公開ともに充実 夜間・土日・スカウト対応 オリコン3位 25〜39歳・使いやすさ重視の人
マイナビAGENT 業界特化の丁寧なカウンセリング 電話・メール・LINE対応 オリコン4年連続1位 丁寧なサポートを重視する人

※求職者側の利用料はすべて無料です(企業側の成功報酬モデル)。


リクルートエージェント

業界最大規模の求人数を誇る王道エージェント。公開求人73万件、非公開求人21万件という圧倒的な数を持ち、どの業種・職種を目指す人でも一定数の求人が見つかります。

在職中の人向けに夜間・土日の面談に対応しており、アプリやメールでのやり取りもスムーズです。ただし、担当アドバイザーの質にばらつきがあるという口コミも多いため、「合わないと感じたら担当変更を依頼する」という選択肢も持っておきましょう。

向いている人: 幅広い業界・職種から求人を探したい人、まず市場全体の感覚をつかみたい人


doda(デューダ)

転職サイトとエージェントの両機能を持つハイブリッド型。自分で求人を検索する「サイト機能」と、担当者が求人を提案してくれる「エージェント機能」を同時に使えるのが最大の特徴です。

25〜39歳の転職に特に強く、スカウト機能も充実しているため、忙しい在職中でも「待ち受け型」の転職活動が可能です。使いやすさが高く評価されており、オリコン満足度調査でも3位に入っています。

向いている人: 20〜30代で使いやすさ・自由度を重視する人、スカウトで受け身に情報を集めたい人


マイナビAGENT

オリコン顧客満足度調査で4年連続総合1位を獲得している、サポートの質に定評があるエージェントです。各業界・職種に精通したアドバイザーが担当し、丁寧なカウンセリングを受けられます。

忙しい在職中の人への配慮として、電話・メール・LINEから連絡方法を選べるのも魅力です。「業務中に電話できない」という人でもLINEで非同期にやり取りできるため、ストレスが少ないです。

向いている人: 初めての転職で不安が多い人、業界に詳しいアドバイザーに相談しながら進めたい人


複数登録がおすすめ: 各エージェントで保有する求人は異なります。最低でも2〜3社に同時登録することで、より多くの求人を比較でき、担当者の相性も確認できます。在職中で時間が少ない人こそ、最初から複数登録して情報を広く集め、後で絞り込む戦略が有効です。


よくある失敗パターンと回避策

在職中の転職活動を進める上で、陥りやすい失敗パターンがあります。事前に知っておくだけでリスクを大幅に下げられます。

現職のパフォーマンスが落ちる

転職活動中に多いのが、仕事への集中力が落ちてパフォーマンスが下がるパターンです。これは二重に危険です。同僚や上司に転職活動を気づかれるリスクが高まるだけでなく、万が一転職が上手くいかなかった場合に現職での立場が悪くなります。

回避策

  • 転職活動は「業務時間外」に完全に分離する
  • 面接準備は昼休みではなく、夜や週末にまとめて行う
  • 「転職を決めた」ではなく「情報収集中」というスタンスで、焦らない

エージェントに「今のペースで無理なく進めたい」と最初に伝えておくことも大切です。質の高いエージェントなら、無理に急かさずあなたのペースに合わせてくれます。


内定後の退職交渉でトラブルが起きる

せっかく内定をもらっても、退職交渉が難航して入社日がズレるトラブルは珍しくありません。「まだプロジェクトが終わっていない」「後任が決まるまで待ってほしい」と会社に引き止められるケースです。

回避策

  • 内定時に入社日の余裕を持たせる(内定から1〜2カ月後が一般的)
  • 退職の意思表示は書面(退職届)で行い、口頭だけで終わらせない
  • 引き止めに備えて「退職する意思は変わらない」という姿勢を崩さない
  • エージェントに退職交渉の進め方を事前に相談しておく

法律上、雇用契約は原則として退職の申し出から2週間後に解除できます(民法627条)。ただし就業規則で1〜2カ月前の申し出を定めている会社も多いため、事前に確認しておきましょう。


会社にバレないための実践的な対策まとめ

在職中の転職活動を進める上で絶対に押さえておきたいバレ防止策をまとめます。

デバイス管理

  • 採用担当者・エージェントとのやり取りは個人のスマホ・PCのみで行う
  • 社用メールアドレスは絶対に使わない

転職サービスの設定

  • 転職サイトに登録する際は「現職の会社からは見えないように設定(ブロック機能)」を必ずオンにする
  • dodaやリクルートダイレクトスカウトなど多くのサービスに企業ブロック機能がある

面接・スケジュール管理

  • 面接は夕方以降・土日・有給使用日に集中させる
  • エージェントに「オンライン面接・夜間対応企業を優先したい」と伝える

SNS・人間関係

  • 転職を匂わせる投稿を控える。必要であればSNSを鍵アカウント化する
  • 社内の人には絶対に相談しない。どんなに信頼できる同僚でも、情報が漏れるリスクがある

健康保険の手続き

  • 在職中に転職先が決まれば、健康保険の空白期間は発生しない(現職→転職先の健保に切り替わるだけ)
  • 離職後に転職活動をする場合は、国民健康保険への切り替えが必要になるため注意

まとめ|在職中の転職は計画が9割

在職中の転職活動は、確かに時間の制約があります。でも、「計画」と「エージェント」という2つの武器があれば、忙しくても着実に前進できます。

この記事のポイントをおさらい

  • 在職中の転職は、精神的安定・年収交渉・書類の空白期間の観点から離職後よりも有利なケースが多い
  • 転職エージェントは書類添削・面接日程調整・条件交渉を代行してくれるので、仕事との並行がしやすくなる
  • 転職市場の求人の約8割は非公開。エージェント経由でしかアクセスできない求人がある
  • バレ対策の基本は「個人デバイスの使用・面接の業務時間外設定・SNS管理
  • 平均的な転職期間は3〜6カ月。週5〜8時間のスキマ時間を固定して確保することが成功の鍵
  • エージェントは最低2〜3社に同時登録して求人と担当者を比較するのがおすすめ

転職活動と並行して、副収入や資産運用に興味がある方は「不動産クラファンおすすめ5選」もあわせてご覧ください。収入源を増やすことで、転職活動中の心理的余裕にもつながります。


「いつか転職したい」と思いながら動けずにいる方に伝えたいのは、「まず1社だけ登録してみる」でいいということです。登録自体は15〜20分で完了し、費用もかかりません。登録しても今すぐ転職が始まるわけではなく、情報収集・相談だけでも十分活用できます。

動き出すタイミングが早いほど、選択肢は広がります。今の職場環境に少しでもモヤモヤを感じているなら、まずは情報を集めるところから始めてみてください。


まずは無料登録から始めよう

転職エージェントへの登録は無料・15分で完了します。今すぐ動き出して、選択肢を広げましょう。

  • リクルートエージェント ——業界最大の求人数、幅広い業種に対応
  • doda ——スカウト機能で待ち受け型の転職活動が可能
  • マイナビAGENT ——オリコン満足度4年連続1位、LINEで相談OK

登録後のしつこい電話が心配な方は、登録時に「メール・LINEのみで連絡希望」と伝えるだけでOKです。